購入本

年末年始の購入本

恒例の年末年始ブックオフめぐり報告。山形市内にブックオフは4店舗あるが、去年まであった鳥居ヶ丘店が拡大移転のかたちで南館店となった。ここは山形でも最大の店舗か。わが家からの距離は近くなって行きやすくなったのが嬉しい。 今回のブックオフめぐり…

山形は夕刊フジ本に縁あり

ブックオフ山形寿店 ★小林信彦『映画を夢みて』(ちくま文庫) カバー、550円。前々から欲しいと思っていた本。嬉しい。ISBN:4480033610 ★藤本義一『東西あきんど大學(上・下)』(ダイナミックセラーズ) カバー、各550円。藤本義一・滝田ゆうというコンビ…

ポケモンと赤木圭一郎

日本映画史横断1 日活アクション映画の世界@東京国立近代美術館フィルムセンター 「拳銃無頼帖 抜き射ちの竜」(1960年、日活) 監督野口博志/原作城戸禮/脚本山崎巌/赤木圭一郎/宍戸錠/浅丘ルリ子/西村晃/藤村有弘/菅井一郎/香月美奈子/沢本忠雄…

山形で買った本

ブックオフ山形寿店 小林信彦『合言葉はオヨヨ』(ちくま文庫) カバー、550円。ISBN:4480027963 海老沢泰久『二重唱〈デュエット〉』(文春文庫) カバー、400円。ISBN:4167414104 『江戸川乱歩全集19 十字路』(光文社文庫) カバー・帯、500円。光文社文…

大坂志郎の実家

昼休みを利用して神保町の東京古書会館に急ぐ。8ヶ月ぶりの「地下室の古書展」である。 アンダーグラウンド・ブックカフェ(地下室の古書展)vol.7 ★神成志保『わたしの酒亭・新宿「秋田」』(文化出版局) カバー・帯、300円。 秋田の郷土料理を出す新宿の…

ブックオフのオープン体験

拙宅から自転車で10分のところにブックオフがオープンした。足立加平インター店だ。環七と首都高が交差するあたりに位置し、もともとユニクロの店舗だった。環七を葛西方面に行くと、ユニクロは近くにもう一店舗あるし(こちらのほうがもっと拙宅に近い)、…

色川づいた横手

いま、またまた横手にいる。一月に一度訪れ、本当は今月初旬にまた来る予定だったのだが、わたしがインフルエンザに罹ったため、二週間出張が延期されたのである。 横手はつい数日前、名物の「かまくら」祭りが終わったばかり。東京は気持ちいい青空が広がる…

「む」を見るくせ

ブックオフ綾瀬駅前店 ★向井敏『昔も今も』(潮出版社) カバー・帯、450円。縦長変型のエッセイ集。これまでタイトルを聞いたこともない本だった。95年刊。一篇3枚という短いエッセイで、丸谷才一さんの系譜を引く内容か。ブックオフの単行本棚では、「む」…

年が明けてから山形で購った本

ブックオフ山形あかねヶ丘店 ★小林信彦『悪魔の下回り』(新潮文庫) カバー、105円。ISBN:4101158088 ブックオフ山形馬見ヶ崎店 ★マキノ雅広『映画渡世 天の巻』(ちくま文庫) カバー、500円。ちくま文庫は本当にいい本を文庫にしてくれているなあ。そうい…

年末に山形で購った本

ブックオフ山形寿店 ★今東光『河内カルメン』(徳間文庫) カバー、300円。鈴木清順監督の映画は録画しておいたのだが、未見。ISBN:4195975441 ブックオフ山形桜田店 ★小林信彦『コラムにご用心』(ちくま文庫) カバー、105円。ISBN:4480030298 ★庄野潤三『…

嬉しや『芳兵衛物語』

大学堂書店@本郷三丁目 ★尾崎一雄『芳兵衛物語 他二篇』(旺文社文庫) カバー、450円。尾崎さんと奥さんの芳江さんの新婚生活を描いた長篇。ほか連作の「なめくぢ横丁」「もぐら横丁」を収録。とても嬉しい成果。 ★山田稔『スカトロジア(糞尿譚)』(講談…

永井龍男署名・自筆俳句入本

古書さろん 天地@大阪阿倍野 ★『永井龍男全集 第四巻』(講談社) 函・帯、2000円。献呈署名、自筆俳句入。 はじめて大阪に出張に行った。大阪という町に宿泊するのも初体験。「モダン大阪」を満喫するまではいかなかったけれども*1、仕事を終えたあと、古…

再読を誘うダブり本

ブックオフ綾瀬駅前店 ★田中小実昌『ぼくのシネマ・グラフィティ』(新潮文庫) カバー、250円。ダブり。 ★戸板康二『六代目菊五郎』(講談社文庫) カバー、200円。ダブり。 ★山藤章二『山藤章二のブラック=アングル '83 '84』(新潮文庫) カバー、350円…

まぎらわしい書名

最寄駅南口の古本屋 ★赤瀬川隼『白球残映』(文春文庫) カバー、200円。また赤瀬川さんの野球小説が増えた。本書は直木賞受賞作らしい。ISBN:4167351080 ★小林信彦『イーストサイド・ワルツ』(新潮文庫) カバー、300円。手にとってめくり、目に入る文字を…

赤瀬川隼の野球小説

大学堂書店@本郷三丁目 赤瀬川隼『深夜球場』(文春文庫) カバー・帯、200円。野球小説の短篇集。赤瀬川隼さんの野球小説をこつこつと集める。とりわけこの文庫版は解説が平出隆さんであることに惹かれた。ISBN:4167351056

小林久三は助監督

千章堂書店@阿佐ヶ谷 ★小林久三『雨の日の動物園』(キネマ旬報社) カバー・帯、800円。ミステリ作家の小林久三さんは松竹大船に助監督として入所した人なのか。その時代を振り返った自伝的回想エッセイ。「キネマ旬報読者賞」受賞作とのこと。川本さんの…

すべり込み地下室の古書展

「地下室の古書展 vol.6」の最終日、終了時間間近にすべり込みセーフで間に合った。会場でお会いした西秋書店の西秋さんや石塚公昭さんから、「次のトークショーも出ますよね」と言われてしまったが、今回は諸般の事情でパス。不義理をしてしまい、申し訳あ…

和田誠の映画本に縁あり

阿佐谷南口駅前のふるほんや ★山田宏一・和田誠『たかが映画じゃないか』(文春文庫) カバー、200円。山田さんと和田さんの映画をめぐる対談集。ISBN:4167385015 ブックオフ綾瀬駅前店 ★和田誠『ブラウン管の映画館』(ダイアモンド社) カバー、800円。先…

近未来野球小説

大学堂書店@本郷三丁目 ★赤瀬川隼『球は転々宇宙間』(文春文庫) カバー・帯、150円。いままでこの本を平台でずっと見ているはずなのだけれど、なぜか今日、買う気になった。「走者一掃の三塁打的後味さわやか近未来野球小説」(カバー裏紹介文)。三塁打…

新しい自転車で

先日、仙台に住んでいた頃から乗っていた自転車のチェーンがぶつりと切れた。上り坂を上ろうとひと漕ぎ目に力を入れたとたん、ブチッといったのである。切れたチェーンをずるずる引きずりながら蕭然と家に戻った。 手入れを怠ったということもあるが、すでに…

一部屋古本市

南陀楼綾繁さん(id:kawasusu)のお誘いで、南陀楼さんの蔵書処分イベント「一部屋古本市」に参加させていただく機会を得た。 この間練馬区立美術館を訪れたときには、その北にある向山の住宅地に足を伸ばしたのだった(→2004/9/23条)。そこで今回は美術館の…

“知られざる古本屋”幻想

上に書いたように、金町には(にも!)少数ながら本格的な古本屋があった。東京のあちこちの町、場末のいたるところに、このような“知られざる古本屋”がひっそりと客を待っているのではあるまいか。これは希望的な幻想に過ぎないのだろうか。 映吉書店@金町…

築地からバスに乗って

銀座から築地まで歩く。新生堂奥村書店の前の通り(マロニエ通り)をそのまま築地方向に歩き、旧築地川を亀井橋で渡って築地警察署と電通ビルを過ぎると、がらりと雰囲気が変わって昔ながらの小さな店が軒を連ねる一角がある。 築地一丁目と二丁目の間の交差…

金田一耕助の冒険

大学堂書店@本郷三丁目 ★横溝正史『金田一耕助の冒険1』(角川文庫) カバー・帯、100円。 ★横溝正史『金田一耕助の冒険2』(角川文庫) カバー・帯、100円。 いずれも帯は「悪霊島」「蔵の中」映画化を機にした「さよなら金田一耕助」フェアのもの。懐かし…

「男性自身シリーズ」完集!

何日か前に「古本を買わなくなった」「執着心がなくなった」と書いたが、あれはたんに買いたいと思わせる本に出会わなかっただけ、一過性の鬱状態に過ぎなかった。東京を離れてからというもの、一転躁状態になって買いまくっている。 今日も午前中、ブックオ…

山藤挿絵本&夕刊フジ本に収穫あり

今日から夏期休暇。仙台経由で山形入りしたが、途中下車して愛子開成堂書店(仙台萬葉堂書店の姉妹店)に立ち寄る。 ここでは、山藤章二さん・飯沢匡さんが関係する本、夕刊フジ連載エッセイ本などに収穫があった。『飯沢匡の社会望遠鏡』『オタマジャクシ酩…

古本を買わなくなった?

国立では、駅からエソラまで歩いていく途中に、国立古書流通センター・谷川書店・ユマニテ書店の三つの古書店がある。せっかく久しぶりに中央線に乗ったのだから、帰りに荻窪で途中下車し、南口のささま書店と岩森書店二店にも立ち寄った。昼は、初めてささ…

わるいくせ

給料日になると、つい仕事帰りに古本屋に立ち寄りたくなるのは悪い癖である。でも、給料日直後は心が広くなり余裕があるので、古本屋の棚を見てまわるときの意識が研ぎ澄まされ、いい本が目にはいるのも事実なのだ。 オヨヨ書林@根津 ★飯沢匡『セルパン股蔵…

最寄駅近くの古本屋から

自宅最寄駅から自宅に歩いて帰るまで、途中に3軒の古本屋がある。いずれも漫画が半分を占める小さな古本屋だ。うち1軒は、以前は文庫本もそれなりにあったが、いまや漫画とゲームにスペースを占領されてしまい、最近訪れていない。ここでは獅子文六『父の乳…

影響されどおし

お金もないことだし、暑いし、この週末は蟄居して読書と映画三昧で過ごそうと思っていたのだけれど、退屈男さんほかの影響で古本屋に行きたくてムズムズしてきたので、柏へ行くことにした。 柏では、ようやく新装開店なった太平書林に行くことができた。新装…