2005-10-29から1日間の記事一覧

小林久三は助監督

千章堂書店@阿佐ヶ谷 ★小林久三『雨の日の動物園』(キネマ旬報社) カバー・帯、800円。ミステリ作家の小林久三さんは松竹大船に助監督として入所した人なのか。その時代を振り返った自伝的回想エッセイ。「キネマ旬報読者賞」受賞作とのこと。川本さんの…

朝刊に誘われて

「小野忠重傑作版画展」@小野忠重版画館 午前中の「乳母車」と、15時過ぎからの「三等重役」の間の空き時間、また歩いて隣町の荻窪にでも行き、ささま書店でものぞこうかと思っていたところ、たまたま朝刊でこの「小野忠重傑作版画展」が開催中であることを…

それぞれの50年代

「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第24弾 芦川いづみ」@ラピュタ阿佐ヶ谷 「乳母車」(1956年、日活) 監督田坂具隆/原作石坂洋次郎/宇野重吉/山根寿子/芦川いづみ/石原裕次郎/新珠三千代 関川さんの『昭和が明るかった頃』によれば、この作品は石原裕次郎…

昭和30年代史の叙述方法

ラピュタ阿佐ヶ谷で始まった「昭和の銀幕に輝くヒロイン」第24弾の芦川いづみ特集を観に行くにあたり、もう一度日活のお勉強をしておこうと、去年11月に文庫に入った関川夏央さんの『昭和が明るかった頃』*1(文春文庫)を読むことにした。元版はその約半年…