近未来野球小説

赤瀬川隼球は転々宇宙間』(文春文庫)
カバー・帯、150円。いままでこの本を平台でずっと見ているはずなのだけれど、なぜか今日、買う気になった。「走者一掃の三塁打的後味さわやか近未来野球小説」(カバー裏紹介文)。三塁打というところがいい。弟赤瀬川原平さんによるカバーイラストもいい。言われてみれば子供の頃、「ウチュウカン」という言葉を耳にすると「右中間」でなく「宇宙間」を連想したような気がする。ISBN:4167351013