購入本

ミステリ編集者つながり

綾瀬駅近くの新古本屋 ★生島治郎『浪漫疾風録』(講談社文庫) カバー、300円。生島治郎さんが早川書房の編集者時代を綴った実名小説。先日読んだ宮田昇『戦後「翻訳」風雲録―翻訳者が神々だった時代』*1(本の雑誌社)で言及されており、気になっていた。田…

阪田寛夫さんの署名本

大学堂書店@本郷三丁目 ★都筑道夫『妖精悪女解剖図』(角川文庫) カバー、100円。短篇集。「さまざまな女たちが、日常生活のなかで心の奥底に秘めている〝妄想〟からひき起こされるコワークて妖しい、女たちの奇妙な物語」(カバー袖紹介文より)。ISBN:40…

シナリオ本

棚澤書店@東大正門前 ★阿佐田哲也(原作)和田誠・澤井信一郎(脚本)『シナリオ麻雀放浪記』(角川文庫) 店頭本、カバー、100円。阿佐田哲也×和田誠対談「映画の舞台裏」収録。映画の感想はこちら(→2004/12/9条)。ISBN:4041459990

山形に素晴らしい古本屋ができた!

午前中、四店舗ある山形市内のブックオフ、残りの二店をめぐる。 ブックオフ山形桜田店 ★都筑道夫『サタデイ・ナイト・ムービー』(集英社文庫) カバー、105円。都筑さんの映画評集成。装丁和田誠さん。今度の帰省における山形ブックオフでの最大の収穫。IS…

山形にて

法事のためこの連休実家に帰っている。当然ながらブックオフ詣では欠かせない。ただし今回は不作の模様。 ブックオフ山形馬見ヶ崎店 ★都筑道夫『やぶにらみの時計』(中公文庫) カバー、105円。光文社文庫都筑道夫コレクション版で既読だが、真鍋博さんによ…

急げ綾瀬へ

ブックオフ綾瀬駅前店 ★松浦寿輝『青天有月』(思潮社) カバー・帯、950円。読み終えたばかりの松浦寿輝『もののたはむれ』(文春文庫)の解説で、三浦雅士さんが本書(随想集)をあげ、『もののたはむれ』の双子であり、「松浦寿輝を小説家にした」本であ…

藤本義一の直木賞受賞作品

最寄り駅前の古本屋 ★藤本義一『鬼の詩』(講談社文庫) 店頭本、カバー、100円。表題作が直木賞受賞作品。カバー裏には、「芸の修羅場をのたうちまわり、果ては破滅して散っていった上方寄席芸人の鬼気迫る生きざまを描いた」とある。表題作ほか、「泣尼」…

ふたたび経堂へ

待望の夏のボーナスが出た。妻からおこづかいをもらったので、それを手に、目指すは経堂。5月下旬に初めて経堂の大河堂書店を訪れたとき、前々から欲しいと思っていた本を見つけたのだけれど、高くて買えなかったのだった。一ヶ月余り経ち、まだ並んでいるか…

格安で庄野潤三さんの本

萬葉堂書店@東大赤門前 ★黒井千次『冬の手紙』(中央公論社) カバー・帯、200円。短篇集。 ★庄野潤三『小えびの群れ』(新潮社) カバー・帯、100円。 ★庄野潤三『休みのあくる日』(新潮社) カバー・帯、300円。 庄野さんの本はいずれも短篇集で、『小え…

庄野潤三作品の隙間が埋まった

青木書店@堀切菖蒲園 ★和田誠『3人がいっぱい1』(新潮文庫)★和田誠『3人がいっぱい2』 カバー、各300円。作家ほか芸能人らが知人3人のポルトレを書き、それに和田さんが似顔絵を添えたシリーズ。ISBN:4101245010/ISBN:4101245029 ★平岡篤頼『パリその日そ…

あいかわらず都筑道夫

配水塔を見ることができたのはいいが、大山でことごとく古本屋にふられてしまったのには、やはり一抹の物足りなさを感じてしまう。そのまま手ぶらで帰るのも寂しいので(このあたり完全に古本病だ)、北千住のブックオフに寄ってしまう。 ブックオフ北千住駅…

またしても都筑道夫

フィルムセンターで映画を観終えたあと、人を訪ねる用事があったため、銀座線神田で降り、淡路町へ行く。その帰り、淡路町駅近くの靖国通り沿いにある澤口書店がまだ開いていたので立ち寄る。都筑道夫さんの本ばかり4冊購入。 澤口書店 ★都筑道夫『きまぐれ…

最後の山口瞳文庫本

数ある山口瞳さんの文庫本のうち、なぜか講談社文庫の『単身赴任』だけなかなか手に入らなかった。単行本では持っているのだが、文庫好きのわたしとしては、文庫版が手に入らないための代償にすぎなかった。同じ講談社文庫の『婚約』はよく見るのに。 「へえ…

あと4冊

最寄駅北口の古本屋 ★都筑道夫『都筑道夫コレクション《ユーモア篇》 悪意銀行』(光文社文庫) カバー、400円。このシリーズもだいぶ集まってきたなあと思ったら、まだあと4冊もある。ISBN:4334734898

澁澤龍彦署名本で壊れた

ブックオフ松戸駅西口店 ★澁澤龍彦『太陽王と月の王』(大和書房) カバー・帯、600円。棚から取り出して値段を見ると600円とある。「ずいぶん安いなあ」と感じたが、既所持・既読の本ゆえ買うつもりはなかった。ところが見返しを見てびっくり、あの特徴のあ…

柏にて都筑道夫をかき集め

妻が柏に買い物に行くというので、これ幸いと同道を申し出る。たしか駅近くの太平書林が新装オープンしたはずなので、行きたいと思っていたのだった。 ところが行く時間が早すぎたのか(午前中)、土曜日は休業なのか(それはたぶんないだろう)、店が閉まっ…

古本病注意報

オヨヨ書林@根津 ★小泉喜美子『月下の蘭』(徳間文庫) カバー、100円。歌舞伎を下敷きにした現代ミステリ短篇集。4篇あるうち、それぞれ「双面水照月」「田舎源氏露東雲」「土蜘蛛」「積恋雪関扉」がモチーフになっている。小泉さんらしい趣向。解説は須永…

はじめての学園祭古本市

東京大学五月祭古本市 ★渡辺保『俳優の運命』(講談社) カバー、170円。『女形の運命』なら岩波現代文庫に入ったが、これはまだのはず。初代吉右衛門、観世寿夫、吉田文五郎、坂東玉三郎、千田是也、滝沢修、白石加代子、鈴木忠志らが取り上げられている。

祖師ヶ谷大蔵と経堂の古本屋

ブックオフ祖師ヶ谷大蔵駅前店 ★有明夏夫『なにわの源蔵事件帳 蔵屋敷の怪事件』(講談社文庫) カバー、105円。直木賞を受賞した「大浪花諸人往来」も含まれるシリーズの一冊。明治の大阪を舞台にした捕物帳である。このシリーズは何冊か持っているので、ダ…

偶然に驚く

非常勤講師の仕事を終え、今夜もまた、いまのところ東京で歩いていてもっとも気持ちのいい通りのひとつ、表参道の青山通りから明治通りまで緩やかに下る道を、ウキウキしながら歩いた。 久しぶりに原宿のブックオフに立ち寄ってみる。ここは書友密偵おまささ…

都筑道夫コレクションは何冊目だ?

大学堂書店@本郷三丁目 ★出久根達郎『かわうその祭り』(朝日新聞社) カバー・帯、900円。朝日新聞の購読者のくせに、連載中は読まずに、本になってから買う。しかも古本。ISBN:4022500123 ★都筑道夫『都筑道夫コレクション《本格推理篇》七十五羽の烏』(…

夏休みに読みたい

棚澤書店(店頭本)@東大正門前 ★北杜夫『楡家の人びと』(新潮社) 函・帯、100円。元版だが昭和47年の41刷。函の裏に三島由紀夫の推薦の辞が直に印刷されている。ずっと読みたいと思っていて、状態のいい文庫本に出会ったら買おうと思っていた。その前に…

遠藤周作も夕刊フジ

古本市場保木間店 ★遠藤周作『ぐうたら人間学―狐狸庵閑話』(講談社文庫) カバー、200円。夕刊フジ連載エッセイ。1972年の1月から5月まで「狐狸庵閑話 人情編」のタイトルで連載されていたもの。ちょうど梶山季之「あたりちらす」と山口瞳「飲酒者の自己弁…

スムース友の会&地下室の古書展

生来の人見知り人間が、すでに一度京都で会が開かれ、ある程度の雰囲気が醸成されているところに飛び込むのはかなりの勇気がいったのだけれど、書友晩鮭亭さん(id:vanjacketei)の京都の会ルポを拝読し、参加せずにはいられなかった。 岡崎武志さん(id:okatak…

気になる作家が多すぎる

長男の東京メトロスタンプラリーに付き合う。今日は東西線と日比谷線をまわる。せっかく付き合うので、自分のほうにも付き合いなさいと、門前仲町下車、ブックオフに行く。 ブックオフ門前仲町店 ★佐々木邦(外山滋比古編)『佐々木邦 心の歴史』(みすず書…

海野弘、大誘拐、夕刊フジ本、ハイスミス

ということで『大誘拐』の原作探し。たしか創元推理文庫版があったはずと、職場近くの大学堂書店に行ってみると、こういうときに限ってなくなってしまっている。残念。かわりに次の2冊。 大学堂書店@本郷三丁目 ★小沢昭一『雑談にっぽん色里誌 芸人編』(ち…

買い過ぎた。はあ…

池袋西口公園古本まつり ★和田誠『似顔絵物語』(白水社) カバー・帯、600円。同じ版元の『装丁物語』を読んで以来気になっていた本。退屈男さんとの山藤章二・和田誠似顔絵に関する対話からも触発されていた。【ブックス丈】ISBN:4560046638 ★野口冨士男『…

8冊揃った!

自宅近くの古本屋 ★山藤章二『アタクシ絵日記 忘月某日PART8』(文春文庫) カバー、300円。これで既刊8冊すべて揃った。メデタシメデタシ。ISBN:4167463083 ★色川武大『寄席放浪記―なつかしい芸人たち』(廣済堂文庫) カバー、280円。新潮文庫『なつかしい…

官能的なスリム帯

棚澤書店(店頭本)@東大正門前 ★大岡昇平『酸素』(新潮文庫) カバー、100円。あまり古本屋で見たことがない本で、即物的なタイトルが気になった。大岡さんは戦時中日仏合弁の酸素会社に勤めた経験があり、それがもとになっているらしい。 ★阿川弘之『乗…

商店街の横の路地には

世田谷美術館に行くため小田急線祖師谷大蔵駅で降り、改札口を出たら、またまた目の前にブックオフがあるではないか。やはり立ち寄らずにはいられない。ここでもまた単行本500円セールをやっていたので、目を皿のようにして棚をチェック。 ブックオフ祖師谷…