商店街の横の路地には

世田谷美術館に行くため小田急線祖師谷大蔵駅で降り、改札口を出たら、またまた目の前にブックオフがあるではないか。やはり立ち寄らずにはいられない。ここでもまた単行本500円セールをやっていたので、目を皿のようにして棚をチェック。

川本三郎今ひとたびの戦後日本映画』(岩波書店
カバー・帯、500円。本書の中公文庫版*1は持っており未読(部分的に拾い読み)なのだが、このところの成瀬映画への関心の高まりで近いうち読もうと思っていた。この元版は中島かほるさんによる装幀も素敵だし、ずっしり持ち重りのする造本も素晴らしいので買うことに。帰宅して気づいたが、元版には映画索引が付いているではないか。文庫版を読みながら索引を作ろうと考えていたのだが、よかったよかった。ISBN:4000001426

祖師谷大蔵駅から、狭い道を南下する祖師谷南商店街を歩く。少し歩いて左の路地を見ると、店頭にびっしり本が並んだ棚が設えられてある古本屋を発見。ツヅキ堂書店という。エロ・マンガもそれなりに多く、買った本こそなかったものの、文芸・人文書・文庫本など、かなり質が高い。商店街に交わる狭い路地に面して古本屋があるというシチュエーション、小田急線のどこかの駅でもそうだったような。