2005-04-14から1日間の記事一覧

官能的なスリム帯

棚澤書店(店頭本)@東大正門前 ★大岡昇平『酸素』(新潮文庫) カバー、100円。あまり古本屋で見たことがない本で、即物的なタイトルが気になった。大岡さんは戦時中日仏合弁の酸素会社に勤めた経験があり、それがもとになっているらしい。 ★阿川弘之『乗…

洲之内コレクション展情報

「気まぐれ美術館 洲之内コレクション」展@茨城県近代美術館 今日の朝日新聞夕刊で知る。6月5日まで。同美術館のサイトを見ると、鑑賞ポイントを紹介するリーフレットがPDFでダウンロード可能で、なんと洲之内さんのイラストが鑑賞ポイントを案内してくれる…

少年時代の自分に送る本

広瀬正さんの『エロス』を読み終えたとき、「余韻が消えないうち『マイナス・ゼロ』を読まねば」と書いたのは、偽らざる心境だった。とはいえ、同じ作者の似た系統の作品を続けて読むのをためらうという“読み惜しみ”体質の自分のこと、あいだに別の本を挟み…