庄野潤三作品の隙間が埋まった

和田誠『3人がいっぱい1』(新潮文庫
和田誠『3人がいっぱい2』
カバー、各300円。作家ほか芸能人らが知人3人のポルトレを書き、それに和田さんが似顔絵を添えたシリーズ。ISBN:4101245010/ISBN:4101245029
平岡篤頼『パリその日その日』(筑摩書房
カバー・帯、800円。平岡さんは重松清さんの大学の恩師で、先日読んだ『明日があるさ』にも登場していた。その重松さんらと飲んでいるとき、虚血性心不全で急逝されたという。本書はパリ滞在時の記録を日記体で綴ったもの。ISBN:4480802908
★松竹株式会社(編)『小津安二郎新発見』(講談社+α文庫)
カバー・帯、350円。ISBN:406256680X
新藤兼人『三文役者の死―正伝 殿山泰司』(岩波現代文庫
カバー・帯、380円。ISBN:4006020171
庄野潤三さくらんぼジャム』(文藝春秋
カバー・帯、100円。老夫婦物に先行する内容で、先日入手した『鉛筆印のトレーナー』(福武書店)に続く「フーちゃん」物。この本に続けて老夫婦物第一作の『貝がらと海の音』が始まるとおぼしい。文庫になっていないだけに、この本を100円均一棚で見つけたのは今日最大の収穫かも。ISBN:4163145400
阿部牧郎『毎日が〆切日』(文藝春秋
カバー・帯、100円。夕刊フジ連載エッセイ本。この単行本には、書名に採られている夕刊フジ連載分に加え、サンケイ新聞に連載されたコラムも収録されていてお得。ISBN:4163444807

お花茶屋駅前にあるほうの青木書店は、自動車・バイク専門古書店に特化しつつあるようで、道路を挟んで2店舗に分かれていたうちの1店舗は文庫・漫画が多くあったのが、漫画がなくなり、文庫のスペースも極度に狭くなっていた。生き残るためには仕方ないのだろうが、なんとなく寂しい。でもそのおかげで『毎日が〆切日』のような本が店頭均一本として並んでいるのだろう。