山形で買った本

小林信彦『合言葉はオヨヨ』(ちくま文庫
カバー、550円。ISBN:4480027963
海老沢泰久『二重唱〈デュエット〉』(文春文庫)
カバー、400円。ISBN:4167414104
江戸川乱歩全集19 十字路』(光文社文庫
カバー・帯、500円。光文社文庫版乱歩全集は買い漏らしているものが多く、これもその一冊。新刊書店に並んでいるものは小口がすでに削られている場合が多く、買うのを躊躇していた。これはむろん削られていない。ISBN:4334737528
山口瞳『還暦老人 極楽蜻蛉』(新潮社)
カバー、105円。ダブり。「男性自身」日記シリーズ。105円などという値段で並んでいると、つい買ってしまう。ISBN:4103226374

実家から歩いて10分弱の場所にある店。実家に着いたのは金曜夜で、翌日朝から法事だったため、その日の夕方やっと行くことができた。文庫本3冊500円セールだったので、約三分の一の値段で買えた。お得なり。

池部良『21人の僕―映画の中の自画像』(文化出版局
カバー、105円。出演映画のなかからいくつか選び、そのさいのエピソードをまとめたエッセイ。いずれ読むことになるだろう。先日観た「けものみち」について、かなり辛辣なことが書かれてある。ISBN:4579303245
田辺聖子『私の大阪八景』(角川文庫)
カバー、105円。自伝的連作短篇集。ISBN:4041314038
高橋治『人間ぱあてい』(講談社文庫)
カバー、105円。夕刊フジ連載エッセイ本で、長く探していた。あやうくネット書店で買うところだった。やはり古本は慌てずにじっくり待つべきなのだ。今回の山形帰省で最大の収穫。うれしい。ISBN:4061853015
小林信彦『オヨヨ島の冒険』(角川文庫)
カバー、250円。持っていないかと思ったのに、調べてみると、ああダブり。
田宮虎彦足摺岬 田宮虎彦作品集』(講談社文芸文庫
カバー、600円。ISBN:4061976796
谷崎潤一郎『金色の死 谷崎潤一郎大正期短篇集』(講談社文芸文庫
カバー、650円。ISBN:4061983989
石沢英太郎『ミステリー映画館』(講談社文庫)
カバー、105円。これまで何度も見かけた本だが、その都度スルーしてきた。今回買ったのは、本書の中で先日観た「夜の牙」「紅の翼」が取り上げられていたことがわかったため。ISBN:4061835793

日曜日の午前中、一人車で桜田店・あかねヶ丘店と回る。桜田店はセールをしていなかったので、無難にすべて105円ばかり購入。あかねヶ丘店は寿店同様文庫本3冊500円セール中。上の3冊は無理して揃えた。もっとも割安になる講談社文芸文庫で未購入の本を選ぶ。

  • 香澄堂書店
飯沢匡『もの好き世間話』(毎日新聞社
カバー・帯、700円。

日曜日の午後、いつものように実家から古い城下町の路地を気ままに選びながら歩く。ただ今回は、途中空が暗くなり雨が降り出したため、雷大嫌いのわたしは心中焦り、つい足を速めてしまった。蒸し暑いなか早足で歩いたためか、その疲れとともに熱中症の初期症状が出て気分が悪くなり、ベストの精神状態で香澄堂の毎度質のいい店内を見て回ることはかなわなかった。残念。結局買ったのはこれ一冊。冬ならともかく、夏は暑いから歩き(30分以上かかる)は無理か。

結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫)
カバー、350円。フィルムセンターの新藤兼人特集で本書が原作の映画を見逃したのが悔やまれる。ISBN:4122000289
柳家小満ん『べけんや―わが師、桂文楽』(河出文庫
カバー、450円。ISBN:4309407560
都筑道夫『グロテスクな夜景』(光文社文庫
カバー、250円。ISBN:4334712533

東京に戻る日(月曜)の午前中に長男と一緒に再訪。結局また3冊500円で文庫本を買ってしまう。こう見てみると、山形ではブックオフや古本屋まわりばかりしているようだ。また8月にも帰るのだけれど。