わるいくせ

給料日になると、つい仕事帰りに古本屋に立ち寄りたくなるのは悪い癖である。でも、給料日直後は心が広くなり余裕があるので、古本屋の棚を見てまわるときの意識が研ぎ澄まされ、いい本が目にはいるのも事実なのだ。

飯沢匡『セルパン股蔵色暦』(徳間書店
カバー・帯、100円(店頭本)。「股蔵」というあだ名の性豪歌舞伎役者を主人公にした艶笑連作短篇集。
石川達三『七人の敵が居た』(新潮文庫
カバー、100円(店頭本)。大学教授が教え子から強制猥褻で告訴され、有罪になったという事件を材にとったノンフィクション・ノベル。ISBN:4101015449
山藤章二『カラー版 似顔絵』(岩波新書
カバー・帯、315円。安かったら買おうとかねがね思っていた本。和田誠さんの『似顔絵物語』の記憶が薄れないうちに読もう。ISBN:4004306752