2004-09-05から1日間の記事一覧

タイミングよく『わたしの渡世日記』

ブックオフ阿佐ヶ谷南店 ★都筑道夫『退職刑事4』『退職刑事5』(創元推理文庫) これで同シリーズ創元推理文庫版は揃った。カバー、各350円。 ★中村真一郎『俳句のたのしみ』(新潮文庫) カバー、250円。俳句についてのエッセイを集めたもの。「柴田宵曲の…

森繁哀し

「この監督、この一本。〈後期〉」@ラピュタ阿佐ヶ谷 「渡り鳥いつ帰る」(1955年、東京映画) 監督久松静児/原作永井荷風/構成久保田万太郎/美術監督伊藤熹朔/田中絹代/森繁久彌/高峰秀子/久慈あさみ/水戸光子/淡路恵子/岡田茉莉子/桂木洋子/…

追憶のタネラムネラな日々【1991年前半編】

90年にひきつづき、91年に入っても種村熱は醒める気配がない。初出誌調査やそのコピーなど、むしろヒートアップしている。 1991年1月6日 種村季弘『謎のカスパール・ハウザー』読了。このような不可解な謎が錯綜し、それを一つ一つ解いていく読み物ははまっ…