ひろい読み断腸亭日乗(6)

  • 昭和22年7月20日

七月二十日。日曜日。晴。土用の入。風ありて暑気稍忍び易し。
   此頃の闇値
一鰻蒲焼一串 二拾円より四拾円(以下略)
今日は土用丑の日。いまは一串いくらだろう。週刊朝日『値段の明治大正昭和風俗史(上)』*1朝日文庫)によれば、昭和23年に鰻重は250円だが、鰻の串と鰻重では当然値段も違うし、この時期は一年もすれば値段の推移も激しいだろうから、単純に比較できない。