2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

文六同時代記

神保町青空古本市 竹橋の東京国立近代美術館から歩いて神保町へ。あまり回らないようにしようと心に決めていたのだが、あの空間に飛び込んで、少しでも人だかりを見つけようものなら、「何かいい本があるのでは…」と色気を出して足を向けてしまう。美術館も…

木村伊兵衛展

木村伊兵衛展@東京国立近代美術館 近代日本の美術(常設展)@東京国立近代美術館 木村伊兵衛展は2階のギャラリーのほか絵画の常設展の内容とタイアップするかたちで3・4階にも分散するというユニークな企画だった。町の人びとの日常光景を撮影した写真家と…

2年ぶりの宮部本

北村薫『ミステリ十二か月』の影響は続く。 次に読んだのは、宮部みゆきさんの短篇集『我らが隣人の犯罪』*1(文春文庫)である。表題作はオール讀物推理小説新人賞受賞作。宮部さんの輝かしき足どりはこの一作から始まった。北村本では、この本書がトリを飾…