没後10年山口瞳展

  • 「没後10年 山口瞳展」@ギャラリーエソラ(国立)

国立を訪れるのは、前回エソラで開催された山口瞳展以来かもしれない。そういうきっかけがないかぎり、滅多に訪れない町になってしまった。
今回は水彩の風景画ばかりが展示されていた。値段は一点15万〜20万程度。山口さんの絵らしい、“目に見えるものをすべて描く”という細かな描写の絵から売れている感じだ。このくらいのお金をポンと出せる立場であれば、そして買った絵を掛けておくためのスペースのある家に住んでいれば、一点は欲しいなあ。
隣の喫茶店キャットフィッシュに山口治子未亡人がいらっしゃることは声でわかるのだが、そこに入ってゆっくりするという勇気もないため、絵をざっと見たら、芳名簿に記名しすぐ退去する。何だか犬のマーキングのようだ。