成城の古本屋とブックオフ

★中古智・蓮實重彦成瀬巳喜男の設計―美術監督は回想する』(筑摩書房
上述。カバー、1500円。
庄野潤三『鉛筆印のトレーナー』(福武書店
カバー、200円。次男の長女にあたる「フーちゃん」との交流を中心に綴った長篇。近年の「老夫婦物」の先行作で、その第一作『貝がらと海の音』の4年前に発表されている*1。文庫になっていないだろうから貴重だ。ISBN:4828824286
★『小沢昭一百景 随筆随談選集1 泣いてくれるなほろほろ鳥よ』(晶文社
カバー・帯、500円。ISBN:4794917910
★『小沢昭一百景 随筆随談選集5 笛にうかれて逆立ちすれば』(晶文社
カバー・帯、500円。ISBN:4794917953
黒井千次『日の砦』(講談社
カバー・帯、500円。昨年8月に出た最新短篇集。ずっと気になっていたけれど、ようやく手に入った。ISBN:4062124831
高井有一夜の蟻』(ちくま文庫
カバー、350円。連作短篇集。舞台が堀切菖蒲園周辺であることを知り、購入決定。ISBN:4480026975

昼飯を食べる場所を探して駅周辺をうろついているとき、見つけてしまった。成城にもブックオフがあるとは。見つけたら入らないわけにはいかないではないか。かなり狭い店だが、けっこう充実。しかも単行本500円セール中とあって、ついつい買ってしまう。小沢昭一さんのシリーズはお買い得だった。予定外でお金を使ってしまったため、メシぬきにする。

*1:既読の『せきれい』では、フーちゃんは小学四年生。こちらでは四、五歳というから、遡ること五、六年前の話ということになる。