大島古書店めぐり

大島に買い物に行く妻に同伴して、私は長男と西大島から大島にかけての古本屋をめぐることにした。野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』*1光文社文庫)で紹介されていたお店をたどる。訪れた順番に、たなべ書店西大島店→風書房→ブックセンターNARA大島店→ブックス・ボンジュ。買い物を終えた妻と合流し、亀戸に出てから、駅前のヒラノカメラにも立ち寄る。
風書房は野村さんの本で、SF・ミステリの絶版文庫を多く扱う「知られざる名店」としてとくに取り上げられているお店である。たなべ書店一店ですでに飽き気味だった長男と一緒だったので、せかされてゆっくり見る余裕はなかったけれど、なかなか雰囲気のいいお店だった。見た目整然と本(絶版漫画・文庫・単行本)が並んでいる反面、著者五十音順というわけでもないから雑然という印象もあって、探し甲斐がありそうだ。

  • たなべ書店西大島店
渡辺淳一『午後のヴェランダ』(新潮文庫
店頭本。カバー、50円。上記「読前読後」参照。山藤さんの挿絵と切り離された元夕刊フジ連載山藤挿絵本。
中島らも『しりとりえっせい』(講談社文庫)
店頭本。カバー・帯、50円。帯に「奇才が放つ105編」とあるのにピンと来た。やはり夕刊フジ連載本だった。挿絵はひさうちみきおさん。ISBN:4061855581
  • ヒラノカメラ@亀戸
小林信彦『ドリーム・ハウス』(新潮文庫
カバー・帯、200円。東京三部作の第一作。ISBN:4101158312

たなべ書店では、店頭本2冊100円しか買わなかったのだが、連れて行った長男が欲しいと言った漫画にその5倍のお金を出す羽目になった。