品切になるのが早すぎる

水上勉『文壇放浪』(新潮文庫
カバー・帯、200円。禅院の小僧時代から編集者を経、直木賞を受賞して小説家として生きる過程で出会った作家たちとの交友をつづる自伝的回想。水上勉による「昭和文壇史」。2001年4月に出た本なのに、調べてみるともう品切だ。ISBN:4101141282
  • 最寄駅前の古本屋
滝田ゆう滝田ゆう落語劇場』(文春文庫)
カバー、100円。ちくま文庫に『滝田ゆう落語劇場(全)』があって(既所持)、これは文春文庫の第一輯・第二輯の2冊に新たに3席を加えた全30席の決定版である。しかしながら今日入手した文春文庫版(第一輯16席)には各篇に矢野誠一さんによる2頁分の「演目解説」がついておりお得。こうなると文春文庫版第二輯も欲しい。ISBN:4167302012

【追記】
滝田ゆう落語劇場』(文春文庫)のカバーイラストは、一見てっきり滝田さんご本人だと思っていたけれども、裏見返しを見たら山藤章二とあってびっくり。たしかに書名の描き文字は山藤さんのもの。山藤さんが滝田ゆう風の人物イラストを巧妙に描いたわけだ。まいりました。