横手に行くといつも

昭和芸能秘録

恒例の横手日帰り出張。今回は所用前にブックオフに行く時間を確保することができた。横手はこのブックオフと、名物横手焼きそばがあるので、毎回訪れるのが楽しみ。今回も横手焼きそばを「やきそばの藤原」で堪能。中太ストレート麺目玉焼き載せ福神漬け付きという横手焼きそば定番のメニュー(お店での名前は「肉玉子入りダブル」530円。安い!)。麺の太さがまちまちなので(時々極太が混じる)、自家製麺であることをうかがわせる。
さてブックオフだが、今回もいろいろと収穫あり。どうも横手に行くとせどりに来たという申し訳ない気持ちになってしまう。でも嬉しい。

★道江達夫『昭和芸能秘録―東宝宣伝マンの歩んだ道』(中公文庫)
カバー、500円。川本三郎『映画を見ればわかること』で紹介されており、川本さんに「映画、演劇、落語など、知られざるエピソードが多く、実に面白い本」(51頁)と書かれては、黙っていられない。それ以来新刊書店に行くたびにチェックしていたのだが、品切ではないはずなのに見つからなかった。だからここで得たのは本当にラッキー。ISBN:4122038766
★山本若菜『松竹大船撮影所前松尾食堂』(中公文庫)
カバー、350円。パラパラと見ていたら、この「松尾食堂」で、五所平之助監督の「花籠の歌」がロケされたという記述を見つけてびっくり。ISBN:4122036518
阿川弘之志賀直哉(上・下)』(新潮文庫
カバー、各400円。最寄り駅前にこの文庫版を置いていた新古本屋があって、いつかはと目を付けていたのだけれど、先日つぶれてしまったのだった。下巻が「あ」の棚に、上巻は別の場所にあった。ISBN:4101110158ISBN:4101110166
小泉喜美子『男は夢の中で死ね』(光文社文庫
カバー、100円。短篇集。「都会ミステリー」とあり、100円だったのでつい。ISBN:4334701493
野呂邦暢『鳥たちの河口』(集英社文庫
カバー、100円。未入手の野呂さんの短篇集。ここで見つけられるとは。嬉しい。
開高健『最後の晩餐』(文春文庫)
カバー、300円。食の長篇エッセイ、でいいのかな。ISBN:4167127059
★村井弦齋『食道楽の献立』(ランティエ叢書)
カバー・帯、550円。これまた嬉しい。「食道楽」は秋の巻のみからの抜粋。解説は山本夏彦さん。ISBN:4894560917
小沢昭一『私のための芸能野史』(新潮文庫
カバー、100円。ちくま文庫に入ったばかりで、いずれ買うことになりそうだが、先に新潮文庫版を見つけた。ISBN:4101313016
小沢昭一『日本の放浪芸』(角川文庫)
カバー、250円。ダブり。これもいずれちくま文庫に入りそうだなあ。
色川武大『なつかしい芸人たち』(新潮文庫
カバー、250円。ダブり。ISBN:4101270058