興奮の一端

  • 棚澤書店@東大正門前
角田喜久雄『東京埋蔵金考』(中公文庫)
カバー、100円。安かったので、とりあえず。
吉田健一『怪奇な話』(中公文庫)
カバー・帯、100円。これでこの本は3冊目。欲しいという方に差し上げます。
渡辺一夫『随筆 うらなり抄―おへその微笑―』(光文社カッパブックス
カバー、100円。しみ、汚れがひどいのだけれど、こんな本が100円均一の平積み台の底に眠っていたら、買わずにはいられないではないか。先日東大仏文のことについて書いたばかりで奇遇なり。『西日本新聞』に連載された軽めのエッセイ集で、昭和30年刊・同32年34刷(!)の版。かつてベストセラーになったカッパブックスの古めの本は、たいがいクズ本扱いで逆にちゃんとしたかたちで市場に出回らないと思われる。澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』しかり。そんな本を掘り出すことができたのは、古本好き冥利につきる。ネットで調べてみたら、古書価の相場は300円〜1500円と幅広い。