都筑道夫怪奇小説という題名の怪奇小説』(集英社文庫
カバー、100円。解説色川武大さん。
★『芸術新潮』1994年11月号
特集「今こそ知りたい! 洲之内徹 絵のある人生。500円。いつもながらふじたさん(id:foujita)に教えていただいて以来探していたのだけれど、教えていただいてからあまり時間をおかずに、先日の宇佐美承『求道の画家 松本竣介―ひたむきの三十六年』と同じくこの店であっさり発見。というより、先日宇佐美さんの本を見つけたときにもう少し丹念に探していれば、そのとき発見できたかも。ともかく、ひゃー、嬉しい!
★『歿後60年 長谷川利行展』図録
1500円。『芸術新潮』洲之内特集号を見つけた嬉しさに、いつも素通りしてしまう美術書・図録のコーナーを眺めていて発見。中味を見ていたら買いたくなった。思わぬ散財。この展覧会は東京では2000年に東京ステーションギャラリーで開催されたということで、当時はまったく意識になかったということになる。充実した図録である。宇都宮美術館学芸員青木理さんによる「長谷川利行が生きた東京」という、昭和初期東京の写真をずらりと並べた論文がまたいい。散財だけれど満足満足。