獅子文六『娘と私』(新潮文庫
カバー、250円。
丸谷才一『雁のたより』(朝日文庫)ISBN4022603976
カバー・帯、200円。ダブり。
見川鯛山『田舎医者』(集英社文庫
カバー、150円。
水上勉『雁の寺(全)』(文春文庫)
カバー、200円。解説野口冨士男

昨日山口瞳松本清張の本を購入した「神田淡路町の某古書店」は、神田小川町のサワグチ書店に訂正。本日確認した。
なぜ連日同じ店にわざわざ行ったか。今日購入した獅子文六の『娘と私』は昨日の時点で確認済みだったが、買わなかった。帰宅後書棚の“文六コーナー”を見たところ、上下二分冊の旧版の下巻しか持っていないことが発覚、慌てて駆けつけた次第。全集で持っているのにね。
これ一冊で終わらせておけばいいのに、また文庫本の棚をひととおり見なければ気がすまない。その結果余計に3冊購入。
丸谷本は1972〜74年の朝日新聞文芸時評。ダブり。見川鯛山という作家は集英社文庫と結びついて前から知っていたが、初めて購入。最近読んだ本でこの作家のことを意識しだした。誰の本だったろう?「抱腹絶倒、素朴で大らか、健康的なエロティシズムがいっぱいのユーモア小説集」(カバー裏より)。水上本は言うまでもなく直木賞受賞作。吉田健一『大衆文学時評』での激賞が印象に残る。それ以来気になっていた本。「雁の寺」「雁の村」「雁の森」「雁の死」四部作に加筆した決定版とのこと。これは嬉しい。ネットで確認すると本書は品切。もったいないなあ。
はからずも丸谷本・水上本で「雁」つながり。ただし丸谷本は「かり」、水上本は「がん」と読みが違う。