2005-08-08から1日間の記事一覧

都筑映画の傑作

「危ヤバいことなら銭になる」(1962年、日活) 監督中平康/原作都筑道夫/脚本池田一朗・山崎忠昭/宍戸錠/長門裕之/浅丘ルリ子/草薙幸二郎/左卜全/武智豊子 都筑道夫『紙の罠』(本の感想は7/24条)の映画化。これが都筑作品のもっとも早い映画化ら…

受け身の文学、あるいは火葬場文学

木山捷平「最晩年」(カバー裏の紹介文より)の文集『井伏鱒二/弥次郎兵衛/ななかまど』*1(講談社文芸文庫)を読み終えた。 去年7月に読んだ『下駄にふる雨/月桂樹/赤い靴下』*2(講談社文芸文庫、→2004/7/29条)のほうはたんに「晩年」とだけあったが…