2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東京からなくなったもの

『東京人』2004年3月号は通巻200号の記念号にて、「東京からなくなったもの―消えた街角、思い出の風景」が特集されている。95人の豪華執筆陣が、自らの思い出に絡んだ「東京からなくなったもの」について文章を寄せている。 1〜2枚程度の短い文章がほとんど…

メイキング・オブ・ドバラダ門

ジャズピアニスト山下洋輔さんの大長篇『ドバラダ門』*1(新潮文庫、感想は旧読前読後2001/6/12・6/15条)は、いま思い返しても興奮の書だった。鹿児島藩士だった曾祖父山下房親へと家系を遡り、祖父の建築家山下啓次郎の仕事をひとつひとつ丹念に明らかにし…

『川瀬巴水全木版画集』出版記念展@丸善日本橋店4FギャラリーA やはり川瀬巴水の版画はいい。ゆったりとした雰囲気に包まれ、見るわたしたちに気持ちの余裕を与えてくれる。版画集は38000円。展示即売されている初期摺りは20万〜30万、後摺りは30000円。後…