子供に付き合う

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劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」(ピカチュウプロジェクト・東宝、2007年)
監督湯山邦彦

テレビでは何度も観させられているが、ポケモン映画を劇場で観たのは初めて。告白すれば、ひところニンテンドーDSでゲーム『ポケットモンスター ダイヤモンド』に熱中していたので、ポケモンはほとんどわかっている。
今年は映画が始まる前と後、劇場内において、ワイヤレス通信で今年の主人公ポケモンの一匹「ダークライ」がプレゼントされるということで、わたしも久しぶりにニンテンドーDSポケモンソフトを入れ(最近はもっぱら「脳トレ」しかやっていない)、長男と一緒にダークライをもらってきた。
そのダークライの声を演じるゲスト声優は石坂浩二。長男と一緒に観た「犬神家の一族」といい、石坂さんに縁があるようだ。
映画が始まるなり「もう五つくらいボリュームを下げてくれ」と叫びたくなる。大音響を必要としない古い日本映画ばかり観ているせいか、本当に現代の映画の大音響は苦手だ。映画が苦手だった頃の息苦しさを感じる。
今ごろ当たり前の事実に気づくのだから恥ずかしいのだが、CG技術をフルに活かしたアニメ映画においても、実写版の映画と同じく、移動撮影やパン、ズームなど、基本的な見せ方は同じなのだなあと気づく。実写とは異なりアニメだから自由自在なんでもできると思いがちだが、画像という点ではそれが可能であるものの、撮影技法・編集技法は案外映画の文法?というようなものに忠実なのだ。当たり前のことでした。