40年前のスキージャンプ

「白銀城の対決」(1960年、日活)
監督斎藤武市石原裕次郎北原三枝長門裕之大坂志郎金子信雄中原早苗/白木マリ/高品格内田良平近藤宏

城北大学スキー部のライバル同士だったエース二人(石原・長門)が、雪崩で長門の兄を亡くしたことをきっかけに仲違いする。後年その山にロープウェイを設置する計画が持ち上がったとき、石原が建設会社の主任として、長門が地元で反対運動を繰り広げる馬そりの運送会社側のリーダーとして対決する。
どうにも面白味のないストーリーだったが、観るべき点としては、雪原のなか悠々と滑降してゆくスキーヤーの姿や、タイトル前に登場するジャンプシーンだろうか。石原も長門も学生なのに87メートルという記録をあげている。
石原裕次郎の顔だけが雪焼けしてゴーグルの跡がくっきり残っており、彼のスキー好きがうかがえるのである。

白銀城の対決 [VHS]

白銀城の対決 [VHS]