2008-02-18から1日間の記事一覧

荷風像の価値転換

わたしが永井荷風に関心を持ちだした1980年代末頃(岩波文庫に『摘録断腸亭日乗』が入ったのが87年だからその頃だろう)、荷風という人間像をひと言で言いあらわせば、「変人」、だったように思う。現在でもそのようなイメージは払拭されずにいるかもしれな…