2005-05-13から1日間の記事一覧

夫婦・家族の心の裏側

わたしが筒井康隆さんの熱心な読者となったのは、『虚人たち』『虚航船団』『パプリカ』『残像に口紅を』『驚愕の曠野』といった実験的な傑作を次々と発表していた80年代末頃だから、初期のSF作家としての仕事はほとんど読んだことがない。 もっとも、先年徳…