2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

黄金の60年代

坪内祐三さんのエッセイを読んでいると、坪内さんが『昭和 二万日の全記録』全19巻(講談社)のシリーズを「愛用」していることがうかがえ、嬉しくなる。というのも、このシリーズには少なからぬ思い出があるからだ。 元号が平成に変わった直後(第一回配本…

買い初め part2

ブックオフ天童郵便局前店 ★陳舜臣『枯草の根/炎に絵を』(講談社文庫大衆文学館) カバー、750円。 ★都筑道夫『二日酔い広場』(集英社文庫) カバー、250円。長篇ハードボイルド・ミステリ。 ★都筑道夫『新 顎十郎捕物帳』(講談社文庫) カバー、250円。…

坊っちゃん+三四郎

年末年始の課題図書として実家に携えていったのは、小林信彦さんの『夢の砦』*1(新潮社)だった。文庫版でなく元版のほう。元版は数年前山形のブックオフで100円で見つけたもので、その後上下二分冊の文庫版も入手していた。だから、この機会に元版で読み、…

買い初め

ブックオフ山形寿店 ★池波正太郎『娼婦の眼』(講談社文庫) カバー、250円。娼婦たちを主人公にした連作短篇集。現代小説。人気作家ではあれどさすがにこの手の小説は品切れらしい。池波さんの代表作には目を向けず、もっぱらエッセイやこうした現代小説ば…