2004-11-24から1日間の記事一覧

私小説作家としての小林信彦

先月上旬、小林信彦さんの連作短篇集『袋小路の休日』が講談社文芸文庫に入るという情報を得たとき、正直「しまった」と思った。 それほど熱心な小林信彦読みではなかったので、私がこの本の存在を知ったのはこの本の中公文庫版*1と出会ったときである。一昨…