2004-08-26から1日間の記事一覧

遺骨の上で暮らす東京人

永井荷風は『日和下駄』*1「第二 淫祠」*2に、次のように書いている。裏町を行かう。横道を歩まう。かくの如く私が好んで日和下駄をカラ\/鳴して行く裏通にはきまつて淫祠がある。淫祠は昔から今に至るまで政府の庇護を受けたことはない。目こぼしで其の儘…