2004-03-18から1日間の記事一覧

落語の図書館のゆくえ

辻原登さんの文庫新刊・谷崎潤一郎受賞作『遊動亭円木』*1(文春文庫)を読み終えた。 本書は全10編の短篇からなる連作短篇集である。主人公は四十代(?)の若さで糖尿病にかかり視力を失った二つ目噺家遊動亭円木。彼は視力を失ったことをきっかけに噺家を…