2003-11-04から1日間の記事一覧

究極のメタ・ノベル

獅子文六は、もう、すごすぎる。まずこう書かないことには気持ちがおさまらないほど、獅子文六の小説は何を選んでも面白くてハズレがない。今回読んだのは6冊目、『但馬太郎治伝』*1(講談社文芸文庫)だ。 この長篇の主人公但馬太郎治のモデルは薩摩治郎八…